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無師自通一題02
『命盤が示す方角と時間帯』
命盤上では子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支で十二の方位、一日二十四時間二時間置きの十二時間帯を示します。
子は「北」・「二十三時~一時」、丑は、「北東」・「一時~三時」、寅は、「北東」・「三時~五時」、卯は、「東」・「五時~七時」、辰は、「南東」・「七時~九時」、巳は、「南東」・「九時~十一時」、午は、「南」・「十一時~一時」、未は、「南西」・「一時~三時」、申は、「南西」・「三時~五時」、酉は、「西」・「五時~七時」、戌は、「北西」・「七時から九時」、亥は、「北西」・「九時~十一時」です。
今、この命盤上に、実星である太陽星と太陰星を配置してみます。紫微星の位置が決まれば、天府星の位置が決まり、それぞれ太陽星、太陰星が決まり配置されます。
太陽星が子宮に入れば太陰星は寅宮に入ります。夜半の太陽星は、昼と反対側に位置していますから当然のこと光輝度は(陥)です。寅宮の位置にある太陰星は三時から五時の時間帯ですから光輝度は(旺)で夜空に輝いています。卯宮の太陽星は東から出る朝日の位置で光輝度は(廟)です。このとき太陰星は亥宮で二十一時~二十三時の位置にあり、光輝度は(廟)です。
太陽星が南中、つまり、午宮にあれば正午で太陰星は申宮の位置にあり、丑宮・未宮で太陽星と太陰星は同宮します。太陽星が酉宮にあると、五時から七時の夕日で西(酉)に段々と沈む事になります。このとき太陰星は巳宮の位置にあります。昼前の太陰星は見えませんから、光輝度は(陥)になります。
我々がこの世に生きているまま、同じように命盤上で太陽星と太陰星は対峙しながら時を刻んでいます。太陽星は東から出て西に沈みます。太陰星は西から出て東に沈み込みます。大変合理的に動いていることが理解できます。