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無師自通一題19
『化忌星』
化忌星は陽で水に属します。十干で配置されます。甲で太陽星に、乙で太陰星に、丙で廉貞星に、丁で巨門星に、戊で天機星に、己で文曲星に、庚で天相星に、辛で文昌星に、壬で武曲星に、癸で貪狼星にそれぞれ付きます。子宮・丑宮にあると光輝度は(廟)、卯宮にあると光輝度は(地)になります。辰宮・未宮に入ると光輝度は(利)、寅宮・巳宮・午宮・申宮・酉宮・戌宮・亥宮にあると光輝度は(陥)になります。
人に「嫉妬」と「是非」、「災難・とが」などの不順の象意を招き入れるようです。文人には長続きしないようです。武人には官災や口舌の不順を防ぐことが難しいようです。商人にも向かないようです。
人間、それなりに生きていると、いろいろな人が生きておられることが分かります。化忌星は良い星でな事が分かっても、要らないと拒否することは出来ません。万人皆持っておられます。
廟・旺の地にある諸星に付くと救われる。水二局の人、天同星が戌宮にあって、丁の生まれの人には化忌星は怖くないそうです。巨門星が辰宮にあって、辛の生まれの人に化忌星が付くと返って良いそうです。確認したことがないので、本当にそうなのかは分かりません。しかし、大部分のその他の人と、どう違うのか? 人は皆、いろいろあっても、何とか生きています。確かに、不遇と言える人生を送っておられる人もおられるでしょうが、災厄を避けて、福厚い人生を生き抜く術を、先人から学んで、自身の命盤上の何処に化忌星が付いているか?確認してから、恐れるのではなく、性格が良くないかも知れませんが、楽しむぐらいの心意気で人生を生きる方策を立てていきたくなります。
自分の運勢を知ることに、恐らく人より強く感じて人間が、三十五年も紫微斗数と連れ添っています。不思議な縁です。ヒョッとしたら、化忌星のお陰様で紫微斗数と何時までも縁が切れないのでは?とも考えられます。要は、気持ち、気持ち。・・・・?
小生は、紫微斗数を勉強して、自分を知るためなのは当然ですが、家族のも知って、良いと判断できるところは、どんどん、自信を持って伸ばし、弱い・注意と判断できる部分は、慎重・要心を共有し、「宿命」扱いせずに「立命」と理解して、「運を建てて行く」術として、利用しています。